●シチリアーノとバッハのソナタ
シチリアーノといえば、、思いつく曲は
フォーレ or レスピーギ 作曲
でしょう。
レスピーギの方は「リュートのための古代舞曲」の第3組曲のうちの1曲であったと思う。
とても落ち着いた感じで好きだが、たまにグリーンスリーブス(イングランド民謡?)と混ざる…
レスピーギ(Ottorino Respighi)
ロシアでリムスキー=コルサコフに学んだ作曲家であるが、イタリア人である。
私の最近の興味はイタリア人の曲なので、まさに…といったところ…
フォーレの方は少し明るい感じだが、同様にゆったりして聞いていて気持ちがいい。
まあ思い出的にはややバッドなのだが…
それだけにこのシチリア舞曲の難しさを痛感し、それでいて身近に感じるようなった。
そんな中最近はまり気味なのは
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ (6曲:BWV1014-9)
器楽器,チェンバロの右手,左手の,3声ポリフォニーになっている。
器楽器…この場合ヴァイオリンの音が美しく歌い、チェンバロが激しくなりすぎない独特の響きの音で相槌を打ったりリードしたりする。
この組み合わせ…すごく落ち着いて聞ける…バッハってイイよね
無伴奏が得意でない人にオススメしたい。
このうちお気に入りなのはBWV1014とかBWV1017とか…で
BWV1017の1楽章はLargoだが稀にシチリアーノの名で単独で演奏されたりするみたい。
このシチリアーノってヤツはゆったりとした3拍子を聞かせながらそれでいてフレーズは短くない。細かく長く…演奏はかなり気を使う。
このBWV1017もやはりそうである。弾いてみたし…
すごく魅力的なメロディーだが、単純にリズムを守ることよりも3拍子にのった深い動きが欲しい。
あたたかみのあるビブラートが必要!!
2〜4楽章も魅力的なので是非弾けるようになりたい。
ちなみにバッハでシチリアーノといえば、有名なのはフルートソナタ(BWV1031)らしい。
ただしこの曲は疑作だという話。
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