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2006.01.21 Saturday

Lilypond:楽譜清書のために導入

このブログを作ると同時に譜面を載せるのをどうしようかと悩んだ
手書きでいいんだが、手書きって労力の割に報われないというか…
どのみち補正が必要になるので

かなり手間だ

譜面をスキャン…ダメダロい

つうわけで、以前から存在は知っちゃいたが Lilypond を本気導入した(過去形)

導入の仕方はここでは取り上げないが、注意して欲しい


バージョンによって書式が違う

そして何より
日本語解説サイトの多くは古いバージョンの書式を紹介している

ちなみに、現バージョンでも参考に出来るサイトは2箇所(3?)ある。

そのうちの1つを紹介しておく
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/oishi/lilypond.html

が、まあなるべく早い段階で、オリジナルのオンラインドキュメントに慣れるのがいいと思う。
http://www.lilypond.org/web/documentation

このバージョンによる違いのために 最初につまずく所連桁スラー である。

次の譜例で具体的に比べよう
20060121.png

次に、この楽譜を生成するコードを示す
\relative c' {
    c8[ d e f] g[ a b c] c[ b a g] f[ e d c]
}


違いはこうなる
[c8 d e f] [g a b c] [c b a g] [f e d c]
c8[ d e f] g[ a b c] c[ b a g] f[ e d c]


少し大雑把な書き方をしたが、わかると思う。
これが、一番単純なところでの大きな違いである!

スラーも違いがあるが、現バージョンなら連桁と同じタイミングで '(' と ')' を使う。

つまり、スラーの始まる音の後ろに '(' を
そして、スラーの終わる音の後ろに ')' を
それぞれ添えればよい。

ほかにも細かく指示を与える場合などの書式が違ってくるので、日本語サイトで情報を見ても全て英語のオンラインドキュメントで確認しないといけないだろう…

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