※鳥帽子

そう思ってかヴィオッティに注目したのはいつだったろうか、きっかけを全く覚えていないのは不思議であるが、一時期かなり調べた覚えがある。
今年はヴィオッティの生誕250年のようなので、少し盛り上げたいと思う。

有名？無名？

一番有名なのはブラームスがヴィオッティのVn協奏曲22番がお気に入りで、親友の大ヴァイオリニスト、ヨアヒムと何度も何度も楽しんだということ。

また、ブラームスはヨアヒムと何度か仲違いするが、関係を修復するために22番のモチーフを利用した協奏曲を書き、彼に助言を求めたという話も有名である。その協奏曲こそがブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲」で、曲の解説には必ずといっていいほどこのエピソードが書かれている。

ベートーヴェンのVn協奏曲にしてもヴィオッティをはじめとするフランコ・ベルギー派の影響を受けている、あるいは真似であると評されること。

よって有名なのは協奏曲だけで、特に22番だけが演奏に取り上げられる。

フランスでのヴィオッティの門下にはクロイツェル、ローデ、バイヨー、ベリオとヴァイオリニストならほとんど目にしたことがあるだろう名が連なり、「フランコ・ベルギー派」とよばれる現在にも残る流派が成った。
http://fstrings.com/player/index.asp#pioneer

過去におけるご対面

昔弾いたぞ。
「新しいバイオリン教本‐５」にヴィオッティのヴァイオリン協奏曲第23番が１楽章だけしっかり乗っております。なんか音階だけって気がする曲だけど、そういえば弾いている。

そして、お弟子さんとはたくさんお会いした。

クロイツェルはあまりにも有名だ。そのままエチュードの名前として覚えられているし、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの９番につけられた「クロイツェルソナタ」という名も、そのクロイツェルさん。

エチュードの延長線上にパガニーニの「２４のカプリース」を置いてみると…その手前にローデの「２４のカプリース」というのもありますねえ…練習するには技術力まるで足りないのに、ＣＤもっている。

ベリオ…教本に出てたねえ。間違ってベリオのデュオ曲を買ってしまったこともある。（結局弾かず）

あと、協奏曲22番は譜面を買ってあります。

所持CD

どっちも３年位前に購入したかと（あいまい）


パールマン「子供時代の思い出」〜バレエの情景 etc.
教本に出てきそうな、いわゆる「学生コンチェルト」など。パールマンがマジ弾き！ヴィオッティの協奏曲23番が入っています。


Viotti: Violin Concerto No. 23; Sinfonie concertanti Nos. 1 & 2
23番の演奏は過剰な期待はしない方が...
協奏交響曲は大変に美しく聞く価値あり☆

Viottiを探せ

実はヴィオッティはたくさんのヴァイオリンの曲を書いている。それは協奏曲だけでなく、デュオ・トリオ・カルテットといった室内楽もたくさん書いている。それなのに存在するCDはごくわずか。Amazonで検索し、いくつか試聴したがどれもイタリアらしい美しい曲ばかりのようである。是非ともカルテットやデュオで取り上げたい。

数が多いので好みに合ったものを選びたくなるところだが、存在するCDと楽譜がどちらも本当に少なく、また一致しない。

負けるな！Viottiを探せ！

まずはデュオの譜面を手に入れたい。カルテットの譜面を手に入れるのは難しそうだが…
是非とも手に入れて皆でヴィオッティの音楽を楽しみたいところである。